B18C バランシングエンジン

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B18C バランシングエンジン


B18C バランシングエンジン

▼価格 ¥850,000

数量:

▼詳細
金額は概算で750000円〜1000000円【車体からの脱着含めた総額】です。

各個体、摩耗状態、交換部品の種類によっても金額は変動しますので
詳細は打ち合わせの上でご確認願います。

【バランシングエンジン】と我々が呼称している物になります。

特に機械的な損失(摩擦や摺動)は量産エンジンである以上やはり
ばらつきもあり、組上げの精度も緩慢であるのは事実です。
ここの機械的損失に着目しオーバーホール時に改善することで、かなりの違いを生み出せます

主だっての内容は下記になります。

@シリンダヘッド ポートの形状の最適化
ポートの表面は鋳型の跡でかなりざらつきもあります。大幅に形状を変えるのではなく整え、気流の立場になって適正化します。
(エンジニアによって鏡面派、鮫肌派と色々と意見が分かれるところでもあります)

Aバルブ周り摺動抵抗の軽減及び密着性の適正化
オーバーホール時、バルブやバルブガイドはすべて交換しますが交換するだけでなく、バルブステムラッピング処理を行い、バルブの作動追従性を向上します。(摩擦軽減)

Bシートリングの密着と放熱のバランス
エンジンに詳しい方ならご存知のポイントですが、バルブとシートリングの接する当たり幅の適正化です。広ければ燃焼室の冷却は促進されますが、面圧は下がります。
狭ければ燃焼室の温度が上がり、気密性に問題が出ることもあります。ここもバランスが重要でパワーの肝でもあります。

Cシリンダーとピストンの適正なクリアランス。
あえてここでは純正の値ではないとしておきます。測定調整は温度管理の上でダミーヘッドを装着してホーニングを行い、各ピストンの最適なクリアランスを製作します。

Dピストン ピストンピン ピストンリング WPC加工+低フリクション加工
画像で確認していただければ分かると思いますが、少しグレーの色になっていますがWPC加工+低フリクション加工後の物です。最近ではメーカー純正採用の例もあるようで
表面硬度のアップ、摩擦軽減、初期なじみの向上等、摩擦損失に対して有効な手法です。

Eクランクシャフト ダイナミックパランス+各ジャーナルラッピング加工
曲がり修正と同時にバランス取りを行います。各メタルが当たる摺動部にはラッピング処理を行い、フリクションの大幅な軽減が実現できます。ここのクランクシャフトの加工で
高回転の伸びが明らかに変わるのですが、低速域でのトルクも全く犠牲にならずむしろ扱いやすさが増えます。

F各メタルクリアランスの適正化
温度管理の上、、最適なメタルクリアランスに調整します。エンジンのキャラクターの大半がここで決まるといっても過言ではないので状況に応じて臨機応変に組み合わせを行います。

以上が大まかなオーバーホールの内容です。詳細を詰めればまだまだ紹介しきれないのですが、純正のパーツを使用しても社外パーツを組み込んだ物に切迫できるくらいのフィーリングを出すこともできます。極端に圧縮を上げてパワーを出すのではなく、今まで失っていた損失馬力を有効馬力へと変換して使用するので、ごく短命ではなく滑らか且つレスポンスが良い物へと生まれ変わります。また発生する摩擦熱も低減できるのも特徴です。
機械製品である以上、摩擦との縁は切れません。ダンパーでも同じことを言っていますが、「スムーズに動かし、計算したところで止まる。動体である以上動きを阻害しないこと」

と同じく、【きれいな動かし方】と言う物に拘って製作しています。

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